超小型インパクトレンチも
TONEはこのほど、動力工具に新機種を複数追加した。コードレスナットランナーからは高トルク仕様の「CNRS」シリーズ4機種を発売。今回のラインアップ拡大により、最大締付制御トルクは従来の2100N・mを大きく上回る1万N・mに。より幅広い作業を機動性に優れるコードレス機でカバーできるようになる。
ナットランナーはボルト・ナットのトルク制御締め付けに使われる電動トルクコントロールレンチ。インパクトレンチと違って打撃機構を持たず、静粛性が求められる現場でも使用できるメリットがある。同社は従来の有線式に加え2022年にコードレス式のナットランナーを発売していたが、今回のラインアップ拡充により対応範囲を大幅に広げた形だ。
手の中に納まるサイズの小型エアーインパクトレンチ(バタフライタイプ)「AIS3140」も発売した。重量0・55?`と軽く、バタフライスイッチにより片手で回転の正逆を切り替えられるため作業性に優れる。小型だが最大トルク80N・m、無負荷回転数は毎分1万2000回転とハイパワーで、3段階の出力調整も可能。エアー取入口が180度可変するためホースが絡まりにくく取り回しやすい。
(2024年1月10日号掲載)