超低ウェービングの8条列
THKは10月16日、寸法がISO規格に準拠した超低ウェービング(真直度に及ぼす影響が極めて小さい)のボールリテーナ入りLMガイド「SPH」の受注を開めた。8条列構造と小径ボールを採用したことで、直動案内トップクラスの超低ウェービングを実現。測定精度の向上や位置決め精度の向上、加工面品位の向上に寄与し、「ナノ㍍オーダーの運動精度が求められる分野にも対応が可能」と言う。
同社の従来品(SPR/SPS形)は独自寸法を採用したことで、適用範囲が一部の装置の案内部などに限定されたが、新製品はISO規格に準拠した世界標準寸法のため、既存製品からの置換えが可能。4方向等荷重であらゆる姿勢での使用できるため、半導体・液晶装置関連のほか工作機械などにも向く。♯25、♯30、♯35、♯45の4サイズ、ブロックタイプは全6種類をラインナップ。
(日本物流新聞11月10日号掲載)