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レースカーのタイヤ摩耗予測、NEDOが開発

投稿日時
2025/11/10 09:00
更新日時
2025/11/10 09:05
上下に多数のマーカーを付けたタイヤを周回させて3Dスキャナーで形状計測する。

幕張メッセで10月17日まで開かれた先端技術展「CEATEC2025」でNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)はフォーミュラカーをブースにでんと据え、次世代データベース「劔Tsurugi」を活用したタイヤ摩耗予測AIシステムを紹介した。

このシステムはノーチラス・テクノロジーズ、ギリア、M-TEC、さくらインターネットが共同で開発。フォーミュラカーの走行データからAIがタイヤ摩耗を予測し、ドライバーにリアルタイムで知らせる。摩耗したタイヤはレース終了後に3Dスキャナーで高精細に形状計測する。それをAIに学習データとして与えることで「レースを重ねるたびに摩耗予測精度はどんどん高まる」(NEDO)と言う。

NEDOは企業や大学などと実施する34のプロジェクト事例を同展で紹介した(「次世代コンピューティング」5件、「ポスト5G」4件、「インフラ&ソリューション」11件、「ビジネスマッチング」14件)。

NEDOレースカーのタイヤ摩耗予測(CEATECから)P2.jpg

走行データを取得できるフォーミュラカー

(日本物流新聞2025年10月25日号掲載)