THKは自動立体倉庫と直交型ロボットを搬送ロボットでつなぐ自動化を提案している。加工から検査へワークを運ぶことを想定し、11月10日まで東京で開かれたJIMTOFで実演した。
自動立体倉庫は多段スライドを用いて質量10㌔程度のケースの出し入れができる。LMガイドを使って重量物を扱うことも可能と言う。スカラーロボット「MLS-T」は7㌔グラム可搬で500㍉メートルのストロークをもつ。来年1月にはストロークが同じで20㌔グラム可搬タイプ、可搬質量が同じでストロークが1000㍉メートルのタイプを加える予定。「伸縮・旋回・昇降モジュールを必要に応じて組み合わせることができ、手持ちのPLCが使えるので自由度が高い」と言う。両者をつなぐ搬送ロボット「SIGNAS」はルートテープ不要で自律移動する。内蔵するカメラでサインポストを認識し、悪路搬送に強い。
(2024年11月25日号掲載)