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三菱電機のワイヤ放電、未来技術遺産に登録

 三菱電機が1972年に発売した日本初のワイヤ放電加工機「DWC-50」(=写真)が国立科学博物館が選定する「2024年度重要科学技術史資料(愛称・未来技術遺産、2008年度に登録開始)」に910日に登録された。登録証授与は同日、博物館で行われた。
 1970年代には機能と価格が見合うNC装置がなかった。三菱電機は米国で開発された比較的安価な光学式図面倣い装置をワイヤ放電加工機の制御部分に採用した。国内におけるワイヤ放電加工機のいち早い市場投入が製造業の技術力を押し上げ、主要販売先である金型産業の発展に大きく寄与したことが評価されたという。

2024925日号掲載)