操作盤用いて簡単制御
中村留精密工業はワークの搬送から爪交換までを自動化する「Flex Arm(フレックスアーム)」を開発した。これにより機械を止めずに複数種類ワークの無人自動運転が可能になるという。従来のコンパクトローダーでも素材のローディング・完成品のアンローディングはできたが、これに加えハンド交換とチャック爪交換機能までが追加されるかたち。
Flex Armを搭載する機械の高さは従来と変わらない。同社は「産業用ロボットを使用したシステムと比べ、Flex Armは機内に搭載されるシステムであり、加工機に付属する操作盤を用い簡単にコントロールできる」とし、「機械との連携性も高く、納入してすぐに使用できる」と立ち上げ時間の早さもウリと言う。10月20日から名古屋市で開かれる「メカトロテックジャパン」で実演する予定。
(2021年7月25日号掲載)