ソディック、電動式射出成形機
- 投稿日時
- 2022/10/03 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:20
可塑化・計量・射出精度をいっそう向上
ソディックは電動式射出成形機「MSシリーズ」の後継モデルとなる「MS G2シリーズ」(4機種で構成)を8月に発売した(うち1機種は10月発売予定)。MSシリーズに搭載のeV-LINERシステムは、正確で再現性の高いV-LINER方式の射出・可塑化装置をサーボモーター駆動にしたもの。可塑化・計量・射出の高度な繰り返し安定性を実現する。各装置の電動化により油圧式に比べ電力消費量の大幅削減と動作音の静粛性を向上した。
MS G2シリーズは従来シリーズの繰り返し安定性やIoT対応を継承するとともに、新たに国際安全規格ISO20430(JIS B 6711)準拠、新コントローラの搭載や新操作画面の採用で、制御精度をいっそう向上した。標準価格は100?d仕様のMS100G2で税別1060万円から。新シリーズで年産250台を目指す。
同社は加賀事業所に加えてアモイ工場、タイ工場でも電動式射出成形機の生産を強化する。2026年には射出成形機全体の売上高目標240億円の40%を電動式とすることを目指す。現在の主力である(電動・油圧)ハイブリッド機は引き続き精密、微細成形を中心に販売する考え。
(2022年9月25日号掲載)