NTTデータザム、EOS製3Dプリンター販売増
- 投稿日時
- 2020/11/24 15:15
- 更新日時
- 2024/08/19 13:21
NTTデータエンジニアリングシステムズのアディティブ・マニュファクチャリング(AM)事業部は7月1日付で別会社「NTTデータザムテクノロジーズ」として分離・独立した。AM事業の売上高が右肩あがりに増加していることを受けたもので、大阪府箕面市にある研究開発拠点、AMデザインラボには同社が設備する独EOS社の3Dプリンターを10台に増やした。
同社はEOS機の販売と、それを前提とした受託造形などを行う。日本の工作機械メーカーが相次いで3Dプリンターを市場に投入するなかでどんな強みを打ち出すのか。同社は「ボーイング、GE、シーメンスなど名だたるメーカーが(EOS製)3Dプリンターで製造した部品を使って実際に設備を稼働させている。この実績が他の3Dプリンターとは圧倒的に違う」と話す。
こうした実績に裏打ちされたノウハウを蓄積することで、販売力を増しているようだ。「3Dプリンターでモノをつくるために設計を変える必要がある、といったコンサルの力も高め、積層した部品の強度や経年変化といった観点からも助言できる」とし、受託造形を通じて顧客とともにパラメータ開発にも力を入れる。
(2020年7月10日号掲載)