座面の剛性を極限まで
住友電気工業は、「SEC?ウェーブラジアスミルRSE型」を発売した。シェルタイプ(刃径40~50?_=2型番/40~80ミリ=8型番)と柄付きタイプ(25~32ミリ=4型番)をラインナップ。インサートは、高精度仕様の研磨級4コーナに加えて、経済性に優れたM級8コーナも用意し、同一ボディで使い分けられる。
ステンレス、ニッケル、チタン合金などの難削材が使われるタービンブレードを想定して開発した。加工する体積が大きく、加工能率の観点から「切削速度や送り速度の高速化へのニーズがますます高まっている」ためだ。RSE型は、インサートを設置する座面の剛性を極限まで高めた設計にすることで、高負荷の加工でも優れた耐久性を発揮する。
インサート材種に、新たに開発した難削材加工用「ACS2500」「ACS3000」を採用。難削材加工でも高い安定性と長寿命化を可能にした。価格(税抜)は、本体3万~8万円、インサート880~1650円に設定した。初年度で1億円の販売を目指す。
(2021年11月10日号掲載)