ワルタージャパン、高耐摩耗性の溝入れ加工向けチップ
- 投稿日時
- 2024/03/04 18:00
- 更新日時
- 2024/03/04 18:00
鉄・ステンレスや難削材にも
ワルタージャパンはこのほど、溝入れ加工向けの最新チップ材種「Tiger・tec Gold WSM33G」を発売した。WSM33Gは、溝入れ加工専用に開発した最新のPVD材種で、TiAlN/TiSiN複層コーティングにより高い硬度と靭性を両立した。
コーティング後に表面処理を行い摩擦を抑え、切りくず排出性とプロセス信頼性を高めた。最外層をゴールド色としているため、目視で摩耗に気づきやすい。
Tiger・tec Gold WSM33Gは鉄やステンレス系ワーク、難削材など幅広く対応可能。旋削における溝入れや突っ切り、倣い旋削、ミーリングにおけるスリット加工の各種用途に使用できる。汎用性および塑性変形、逃げ面摩耗の耐性に優れ、工具寿命の伸長で高い生産性を実現する。
(2024年2月25日号掲載)