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豊田通商、カンボジアでトヨタ車の車両組立を開始

写真はハイラックスZ

 豊田通商のカンボジアの車両組立事業会社・豊田通商マニュファクチャリング(カンボジア)は、プノンペン経済特区内の新工場で52日からトヨタ自動車のピックアップトラック「ハイラックス」とSUV「フォーチュナー」のセミノックダウン生産を始めた。溶接・塗装済みの状態で輸入したボディに主要構成部品を組み付ける車両組立方法。202211月にカンボジア政府と豊田通商が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU」に基づく取り組みだ。
 豊田通商グループは高品質な自動車修理・メンテナンスの提供を目的に93年にアフターサービス事業会社を設立しカンボジアに進出。以降約30年、自動車輸入販売代理店や自動車販売金融、部品メーカーの進出支援など、モビリティ産業を軸に事業を展開・拡大してきた。同国の自動車市場は経済成長に伴い引き続き安定的な拡大が見込まれる。同社は「車両組立生産事業の推進により、同国のモビリティバリューチェーンや雇用創出・人財育成にさらに深く関わる」としている。

2024515日号掲載)