アマダプレスシステム、伊勢原鈴川事業所を増強
- 投稿日時
- 2024/07/10 18:00
- 更新日時
- 2024/07/10 18:00
アマダプレスシステム(神奈川県伊勢原市)は6月19日、増改築して本稼働を始めた同社のプレス周辺装置の製造拠点である伊勢原鈴川事業所(組立エリア面積は従来より70%増の4862平方m)を仕入れ先や報道陣に公開した。一連の投資額は約17億円。
伊勢原鈴川事業所は主にコイル材供給装置とプレス間搬送ロボットを製造するS1工場と、大型・特殊コイル供給装置を製造するS2工場からなる。S1工場を耐震補強し、S2工場を778平方m増築。また分散していた工程の集約などで組立リードタイムを従来比で40%短縮、プレス周辺装置生産能力は約1・7倍になるという。
堀江喜美雄社長は同社のプレス・自動機のセット販売がこの3年間は売上高ベースで18~28%伸びていることに触れ、「自動車の電動化などに対応しプレスと自動機の一体化をさらに進める。今回の増強を機に段取り時間の短縮と再現性の高いマシンをつくっていく」と話した。同社はアマダ本体に倣い、これまでの受注生産からモジュール計画生産に移行する。約20%の海外売上は米国向けを伸ばすことなどで30%に高める考え。
堀江喜美雄社長
(2024年7月10日号掲載)