超硬防振にライトアングル
オーエスジーは、超硬防振型エンドミル「AE?VMシリーズ」にライトアングルタイプを追加した。Φ1~6ミリの15アイテムをラインナップ。刃先剛性と直角コーナの加工を両立させた。
シリーズは、炭素鋼、ステンレス鋼、チタン合金、Ni基合金などに幅広く対応できるのが特長。スタブ形、ショート形、ロング形を展開している。潤滑性、耐摩耗性、高温耐酸化性に優れたDUARISEコーティングを採用した。不等リードと不等分割でビビリを抑制したほか、新溝フォームによる安定加工と切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減している。
ライトアングルタイプは、スタブ形「AE?VMSS」とショート形「AE?VMS」に加えた。「ギャッシュ当てをしつつも、刃形が変化しない特殊形状により削り残しのない直角コーナを加工できる」という。チッピングがなく摩耗が安定して推移する点なども特長に挙げている。直角コーナを削り出すライトアングルタイプに対し、スクエアタイプは加工能率を重視するケースに対応している。
(2020年9月25日号掲載)