シチズンマシナリーは、多軸自動旋盤事業を行うシマダマシンツール(旧島田鉄工所)と事業譲渡契約を締結。2024年4月1日付けで同社の多軸自動旋盤事業を譲渡する。
多軸自動旋盤は、1つの機械の中に複数の主軸(スピンドル)があり、主軸の数に合わせ工程を分割しワークを加工する工程分散型の工作機械。一般的な自動旋盤と比較し、1つのワークを量産することを得意としている。シチズンマシナリーでは6つの主軸を有する多軸自動旋盤ミヤノ「MM16」などの製品を製造・販売している。
シチズンマシナリーは「今回、当社の多軸自動旋盤の製造、オーバーホール、アフターサービス業務を委託している国内唯一の多軸自動旋盤専業メーカー、かつトップシェアメーカーであるシマダマシンツールへ多軸自動旋盤事業の譲渡を実施することで、お客さまにはこれからも安心して多軸自動旋盤製品をお使いいただきながら、当社はリソースを自動旋盤事業に集中させ、中長期的な目標である売上高1000億円を目指していく」としている。
(2023年12月25日号掲載)