三菱電機、3次元ファイバレーザ加工機
- 投稿日時
- 2020/11/24 11:23
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
「FVシリーズ」2機種発売
三菱電機は、3次元ファイバレーザ加工機のフラッグシップ機「FVシリーズ」2機種を1月28日に発売した。
新機種は構造から新たに見直し。加工機の両サイドへの高剛性リニアガイドと高剛性クロスレールの設置による両持ちガントリー構造とし、高速移動に伴う振動を抑制。高速・高精度の加工を実現する。
新型加工ヘッドは、高速加工が可能な一点指向加工ヘッドを改良。「ワークへの高速追従、ヘッドをコンパクト化し、マグネット式ダメージ軽減機能を搭載したことにより、加工ヘッドとワークが衝突した際のマシンダウンタイムを大幅に軽減する」(同社)。
新開発の「3D高速制御」は加工軌跡の指示点を削減し、高速かつ無駄のないスムーズな加工を行う。さらに開始点へのアプローチ動作において、開始点を予測して加工指令を発令することで指令待ち時間を減らした。また、制御装置への経路編集ソフトウエア搭載により、段取り時間も大幅に削減するなど、生産性向上に寄与する。
レーザー出力2kWタイプの「F20」と4kWタイプ「F40」のラインナップ。
(2020年2月10日号掲載)