スギノマシン、大容量水素ブースターの供給開始
- 投稿日時
- 2025/03/11 09:00
- 更新日時
- 2025/03/11 09:00

川重製水素ステーション用圧縮機に搭載
スギノマシンは、バスやトラックなどの燃料電池大型商用車(以下、FC HDV)向けの大規模水素ステーションに対応する川崎重工業製「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機(水素供給能力600Nm3/h)」に搭載される水素ブースターの供給を開始した。
近年、活用が増えつつあるバス・トラックなどのFC HDVは、多くの水素を燃料として必要とするため、水素の充填に時間がかかっている。今後、FC HDVが普及するためには、水素を大流量で迅速に車両に充填できる大規模水素ステーションが不可欠となっている。
大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機は、既に販売している中規模水素ステーション向け製品(水素供給能力300Nm3/h)の主要部品を変更することで水素供給能力を増強した大容量タイプ。最大82 MpaGもの高圧に圧縮される水素ガスの供給に耐えるため、スギノマシンが長年培ってきた高圧水圧縮技術を応用。高い耐久性を実現した。メンテナンス性にも優れ、ランニングコストの低減にも寄与する。
(2025年3月10日掲載)