特注オーダーにも対応
研磨材メーカーの柳瀬はこのほど、2021年に子会社化した橋本特殊工業(高松市)の手掛けるブランド「FUJI BRAND」から自動丸鋸切断機用のチップソー「スローアウェイチップソー」を発売した。耐摩耗性が高く溶着が起こりづらいサーメットを採用したことで、長寿命を実現。鉄やステンレスの切断に向き、自動車部品メーカーや鋼材メーカー、建材メーカーなどに提案する。
スローアウェイチップソーは主要メーカーの切断機に対応。周速50~200?b/分で使用でき、切断時間を短縮することで生産性を高められる。刃型は厚肉材に適したSTR型で、切粉を分割しながら排出することで切断抵抗を低減。一般鋼のほか、合金鋼やステンレス鋼の丸棒・角棒・パイプなどの形状に対応する。
外径はφ250~460までを6段階でラインアップし、刃厚や刃数などニーズの高い仕様を標準品として用意。内径やピンホールを希望の仕様で製作できるほか、外径や刃数など各仕様の特注要望にも対応する。
(2022年12月10日号掲載)