シチズンマシナリーのLFV(低周波振動切削)技術搭載機の累計出荷台数が1月に5000台を突破した。LFVは切削中に刃物のあたらない「空振り」する時間を設けることで切りくずを分断させる加工技術。2013年に搭載を始め、搭載機種は13機種にまで広がった。
日本での累計出荷は1900台と最も多い(2021年の出荷台数は17年比で約1・5倍)。伸び率ではアジア向け(累計1150台、同11.8倍)、米州向け(累計450台、同4.8倍)が大きく、欧州向け(累計1500台、同1.4倍)は日本に次ぐ出荷数となった。中島圭一社長は「1度ご使用いただくと、その良さを実感したお客さまの声が世界中へ拡がり、今ではシチズンマシナリーを代表する技術となったばかりか、サステナビリティの観点から、新たな価値も生み出している」と言う。