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川崎重工業ら7社、NEDOに採択

投稿日時
2025/09/03 09:00
更新日時
2025/09/03 09:00

ロボット導入の共創基盤構築へ

川崎重工業は8月5日、ダイヘンや安川電機、ヤマハ発動機など6社とともに、NEDOの委託事業「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/ロボティクス分野におけるソフトウェア開発基盤構築」に提案した「SI効率化と多彩なロボットシステムの創出を実現する共創基盤開発」が採択されたと発表した。開発期間は25~27年。

本プロジェクトは、導入コストや技術難易度の高さからロボット化が進んでいない中小事業者や地方拠点など、いわゆる未活発領域(ロングテール市場)への普及促進が狙い。具体的には、機種や用途を問わず利用可能な「共創基盤」と、ステークホルダーが連携する「エコシステム」の構築を目指す。さらに、共創基盤を実際の現場に適用するユースケースの開発も計画されており、工作機械製造現場やピック&プレース、弁当の盛付けなどの自動化を想定する。

これらの取り組みにより、ロングテール市場におけるシステムインテグレーション効率の向上を目指す。また、各種ロボットメーカーやシステムインテグレーターだけでなく、モジュール開発を担う新たなプレーヤーであるロボット向けアプリの開発者などが参入しやすい環境を整備する。



(日本物流新聞2025年8月25日号掲載)