広島どてらい市に2581人、売上21億円超を達成
- 投稿日時
- 2026/04/07 09:00
- 更新日時
- 2026/04/07 09:00
【写真中央】やまびこジャパン・蜂谷洋一郎専務取締役
【写真右】シージーケー・下河内一成社長
展示商談会「広島どてらい市」(販売店19社が主催、出品メーカー150社)が、3月6日~7日、広島市中小企業会館(広島市)で開かれた。2日間で2581人が来場、受注額は21億5808万円(計画21億円)となった。
開会式では主催店を代表してシージーケーの下河内一成社長が「原材料価格の高騰、人手不足や原油価格の高騰など非常に不透明感が漂う厳しい状況。一方、設備投資は生産性向上や省力化など競争力を左右し、広島では自動車産業を始め新技術や効率化への積極的な投資が見込まれる。どてらい市は『見て、触って、確かめる』スピード感のある展示即売会。3月に決算する企業も多く、設備投資の絶好の機会。現場改善に繋がる製品・提案の導入を後押しする」と挨拶。
出品メーカーを代表してやまびこジャパンの蜂谷洋一郎専務取締役は「どてらい市開催50周年の大きな節目を迎え、原点に立ち戻りながら環境の変化を追い風に変える姿勢が問われる。広島は製造業、工業、エネルギーそしてインフラが密接に結びついた地域で、新しい挑戦が早く芽吹く場所の一つ。メーカー間の協業を加速し、世界で戦える製品やサービス、ソリューションを構築し、どてらい市を通じた新たな関係性を築き次の50年を切り拓く」と結束を呼び掛けた。
事務局本部を代表して山善の佐々木公久副社長は「高市総理が掲げる『責任ある積極財政を』というスローガンのもと、日本の高い技術力を活かしたビジネスの革新や新技術立国を目指す日本経済に大きな期待を抱いている。中小企業の人手不足や生産性向上は待ったなしの課題。どてらい市に並ぶ丹精込めた製品やサービスに触れ、心から納得してご購入していただきたい」と述べた。
■手が届く自動化や効率化を
人手不足対策に県を挙げて取り組む広島に、オークマは「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」を提案。複合加工機にロボットシステムを搭載する同機は、加工品の投入から取り出し、ワークの反転や機内の切粉の清掃も内蔵するロボットが行う。「ロボットのスペースや柵が要らない分、省スペースでありながらワーク完成まで任せられる。夜間の無人加工により生産性を高められる上、作業員の作業負担や危険も低減する」(同社・営業本部広島営業所 木下洋次郎主事)。またロボット操作はパルスハンドルひとつで、ティーチングも始点・終点の設定のみで自動で経路生成。専門知識がなくても簡単にロボットを扱える点も強みだ。

オークマ「MULTUS B250ⅡARMROID」
大東精機は小型バンドソーマシン「LTA300」をデモで実演。定寸測定機能と角度調整機能を備えた、コンパクトで使い勝手のよいベストセラーモデル。「鋼材加工や鋼材流通、製缶、鉄工所、造船など幅広い現場で重宝されている。小型アングルやフラットバーなどの連続切りでも材料をセットしておけば、加工中に他の作業を進められ作業効率向上に役立つ。この1台を切り口に、複雑形状の加工が自動化できるプラズマコーピングマシンや、当社の豊富な製品群を提案したい」(同社担当者)と意欲的に語った。
初出展のフクハラは、低コストでオイルフリー並みの圧縮エアーを実現する「オイル・バスター」を出品。オイル・バスターを給油式コンプレッサーに装備すればオイルミスト無しのクリーンなエアーが得られ、オイルフリーコンプレッサーよりイニシャルコストもメンテナンスコストも抑えられる。「一般的にオイルフリー方式よりも給油式の方が吐出空気量が多く、省エネ効果も高い」(同社・営業部営業一課 菅雄太郎氏)と一押し。オーエッチ工業の「アルミチェーンホイスト」は「昨年末の発売で即欠品したほど」(同社・西日本事業部営業中島笙氏)というヒット商品。軽量なアルミボディを採用した手動式の吊り上げ機器で、ハンドチェーンカバーが360度自在に回転し、横引きや斜め引きもなめらかで、チェーンを痛める心配がない。コンパクト設計で軽量のため持ち運びしやすい点も好感されている。

オーエッチ工業「アルミチェーンホイスト」
(日本物流新聞2026年3月25日号掲載)