4機種を追加
CKDは耐久性の高いシリンダ「HPシリーズ」(2019年11月発売)に今月31日に4機種を追加し、サイズ・ストロークのバリエーションを拡大する。計26機種となるHPシリーズは「壊れない」「壊れる前に知らせる」「壊れてもすぐに交換できる」をコンセプトに掲げ、自動車の電子部品、工作機械など多岐にわたる業界で使われている。2021年愛知環境賞(愛知の環境技術や環境活動のレベルの高さを発信する目的で愛知県が05年に創設)の最高位である金賞にも選ばれた。
追加したのは薄型でストロークの長いハンドや測長機能の付いたハンドなど。同社製品はもともと長寿命だが、自社の自動機械装置に使われることを想定して従来品の2倍以上に寿命を延ばした。同社機器事業本部の湯原真司副本部長は「とりわけ駆動するハンドなどは一般に交換頻度が高く、お客様はチョコ停を嫌われる。それを払拭し、HPシリーズは一般品の2倍の2千万回以上の往復運動に耐え、摺動抵抗は初期性能を維持している。設備交換の時期までメンテなしで使えることが多い」と言う。
(2021年3月25日号掲載)