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コロナの加圧式石油ストーブ「機械遺産」に

投稿日時
2025/09/26 09:02
更新日時
2025/09/26 09:04

(株)コロナ

コロナが日本で初めて開発・販売した加圧式石油ストーブ「SB型」が(一社)日本機械学会が認定する「機械遺産」に認定された。同社の加圧式石油ストーブが認定されたのは新潟県で2件目。

機械遺産は2007年に日本機械学会の創立110周年を記念して設けられた。歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、機械技術に関わる歴史的遺産として次世代へ伝えることが目的。これまでに126件が認定された。

SB型は加圧式石油コンロで培った燃料の気化技術を石油ストーブへ応用し、1955(昭和30)年に発売された。ハンドル一つで操作できる操作性や高い安全性から徐々に人気を博し、同シリーズ発売5年後の1960年には、同社の石油ストーブ生産量が全国の約30%を占めるなどコロナ石油暖房機の礎となった。

SB型は同社の技術開発センター(新潟県三条市)1階ロビーに展示する。

(日本物流新聞2025925日号掲載)