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神戸ものづくり中小企業展示商談会

あいにくの雨にも関わらず賑わう会場

地元中小企業の技術発信

 地元の中小企業などが持つ優れたものづくり技術を発信し、商談も行う「第16回神戸ものづくり中小企業展示商談会」と中小企業の自動化をサポートする「第6回今すぐ使えるIoT AI ロボット展」が628日、神戸サンボホールで同時開催された。
 THKは川崎重工業のロボットとコラボして出展。ハンドを2種類展示し、一つは1本の指に3軸のモーターが入っており合わせて12軸の関節を自在に動かして様々なワークを掴む。もう一つは「ならいハンド」でワークの凹凸に合せて多数のシャフトをならわせてロックする。「川崎重工業とコラボしたのは地域柄もあるが、ロボットの制御のほうでTHKのハンドもプログラムを組める利点がある」(THK担当者)とした。

■中小企業に導入しやすく

 初出展となるHKテクノロジー(兵庫県神戸市)は協働ロボットとAIとカメラから構成されたTechman Robot社の「TM Robot」を活用したソリューションを展示。デモンストレーションではアルミパーツの外観検査を披露した。「専用機にならないように設計して中小企業に入れやすくした。当社は原子力発電所のフィルターを作っているが、そこで活用し大きくコストダウンできた。それを今後外販していく」(担当者)とした。
 ??丸工業(兵庫県西宮市)は、協働ロボットを中心としたソリューションを展示。??丸正社長は「昔からロボットSIerをやっているところは当社も含め人協働ロボットに少し距離を置いていた部分がある。当社も年間1台ぐらいだった人協働ロボットの案件も5台ぐらいに増えてきている」とした。

2024710日号掲載)