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大阪商工信用金庫らが中小企業向け脱炭素ビジコン

同金庫のキャラクター「けろけろけろっぴ」と共にアピールする山本勝利広報CSR室長

取り組みの横展開を

 大阪商工信用金庫とOSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーションが実行委員会として主催する「大阪脱炭素ビジネスコンテスト2025」の募集が820日に始まった。募集締め切りは1120日で、オンライン審査などを経て来年127日に大阪産業創造館で最終公開プレゼンテーションを実施。最優秀賞、優秀賞、特別賞各一社ずつを決める。
 初開催される同コンテストは大阪府内に本社を置く中小企業者・個人事業主が対象で「脱炭素経営」などの3分野で募集する。同金庫執行役員の山本勝利広報CSR室長は「大阪で脱炭素に特化したテーマのコンテストがなかった。各中小企業で実践されている脱炭素の取り組みを披露していただき、横展開してほしい」と開催の意図を語る。ほかにも脱炭素に役立つ「新ビジネス創出(スタートアップ含む)」や「新商品」にも門戸を開く。
 「スケールの大きな取り組みを審査したいなら大手企業も含めて募集した。『うちのこんな小さな取り組みでコンテストに応募していいの』というものが大きな可能を持っていたり、同じ中小企業が取り入れやすいものだったりする」(山本室長、以下同)という。
 有識者が審査する公開プレゼンは10社を予定するが「応募していただいた企業は書類審査だけでなく可能な限りオンライン審査を通じて想いをお聞きしたい」と初開催に向けて意気込む。
 入賞者には実行委員会のネットワークでPRするなどビジネス拡大のためのサポートが行われる。また副賞として最優秀賞50万円、優秀賞30万円、特別賞10万円、賞を取れなかった企業にも参加賞が贈られる。

2024910日号掲載)