埼玉で発表
三井精機工業は1月26、27の両日、さいたま市の大宮ソニックセンターで恒例のコンプレッサーの新製品発表会を開いた。コロナ禍を受け来場社を午前・午後の登録制とした。開会時に加藤欣一社長は「いいものを長く使っていただく。そんな商品を用意した」と挨拶。「エアー製品はカーボンニュートラルには敵と言える面があり、電動化が進むだろう。だからエアー製品には耐久性、高品質が今まで以上に求められる」と述べた。
会場には吐出量を増やし高効率化したAX、AX2シリーズを6台展示し、このうち3台は新製品および参考出品機が占めた。オイルフリー・インバータ制御の「i-14015AX2-R」(電動機出力15?`ワット)は5月発売予定の小型機。「同37AX2-R」(37?`ワット、昨年7月発売)、「同22AX2-R」(22?`ワット、昨年11月発売)に続くAX2シリーズとしては最も小さい。前身のAXシリーズで採用した新型スクリューローターは水道水を浄化することで耐久性を従来の2倍に高めた。AX2はこれに加え水の清浄度を電気伝導率で適性に管理する。
一方、4月発売予定のZスクリューコンプレッサー「ZgaiardX ZV22AX-R」(22?`ワット)は、先行して発売した「同75AX-R」「同37AX-R」とともに屋外仕様SKYシリーズ(保護等級IP23)の最新機となる。同社のこれまでの屋外仕様は簡易的なものにとどまっていたが、「どうしても屋外に設置したいお客様もおり、万一、水が入っても排気の力で押し出すよう防水性能をもたせた」と言う。
同様の催しを大阪(2月8・9日)、名古屋(2月24・25日)でも開催する。
(2022年2月10日号掲載)