コンパクトながら大出力実現
育良精機(曽根栄二社長)は、ポータブルタイプのアーク溶接機「ライトアークシリーズ」の新製品として、高性能リチウムイオンバッテリーを内蔵した「ISK?Li200A」を発売した。
過放電や過充電に対する警告や温度監視、充電回路の制御を行いバッテリーの劣化を防ぐバッテリーマネジメントシステムを搭載。電撃防止機能や短絡保護機能と合わせて、より安全で確実な溶接作業を可能にした。
「同クラスの溶接機に比べて最軽量の35キログラム、高さ500ミリのコンパクト設計、キャスター付で移動もラクに行える。バッテリー内蔵タイプなので、電源が取れないような現場でもお使い頂ける。出力電流は200Aのハイパワーを実現し、5?_溶接棒も溶接可能にしている」(同社)
ガソリン駆動タイプと違い排出ガスもなく静音性にも優れ、夜間や住宅街などでも騒音を気にせず使用できる。また、使用中の設定値は本体が自動で記憶し、起動時に自動で読み込むため、作業効率の大幅アップも見込める。
(2020年9月10日号掲載)