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DMG森精機と東大、マシニング研究センター開設

投稿日時
2026/04/09 09:00
更新日時
2026/04/09 09:00
東大の藤井輝夫総長(左)とDMG森精機の森雅彦社長(東大本郷キャンパスの安田講堂で)

20年先の機械づくりへ

DMG森精機と東京大学は39日、製造業を革新するため東大の大学院工学系研究科内に「マシニング・トランスフォーメーション研究センター(MXセンター)」(センター長=杉田直彦・東大大学院工学系研究科教授、約11人が所属)を41日に開設すると発表した。製造業の持続的発展と課題解決、高効率化、省エネ、人材不足解消などに取り組む。

DMG森精機はDXを通じて生産工程を改善する仕組みとしてMX(マシニング・トランスフォーメーション)を推進してきた。森雅彦社長は現在世界で稼働する約500万台の工作機械を、最先端の工程集約機に置き換えることによって2050年までに100万台程度に集約できると考える。「世界の工作機械2万台をつないでみると、平均で年1600時間しか稼働していないことがわかった。大手自動車メーカーの7300時間(20時間×365日)と比べると3倍は動かせる。それができれば適切に消耗し10年で廃棄しても利益が得られ、善循環できる。世の中の生産性、効率をもっと上げていきたい」と話した。

MXセンターはMXの考え方を基盤に、機械工学や精密工学、材料工学、制御工学、数理科学、データサイエンスなどを横断する研究体制により、学術成果の創出と社会実装を一体で進める考え。同時に世界の製造業における標準化にも寄与し、日本の製造業の国際競争力強化に貢献する。森社長はとりわけ期待することとして「35年のスパンで製品開発しているが、520年先の機械づくりにつなげたい。計測のスタンダードもつくっていきたい」と言う。



(日本物流新聞2026325日号掲載)