
待機電力の抑制や劣化機器の特定
OEE(設備総合効率)最大化プラットフォーム「OMNIedge(オムニエッジ)」を提供するTHKは7月30日、自社の国内最大級の生産拠点である山口工場(山口県山陽小野田市、建物面積7万7912平方㍍)にOMNIedgeのGXソリューションを展開していることを明かした。工場の電力使用量を設備単位で可視化することで、エネルギーロスが発生している機器の特定、設備の劣化や故障の予兆などを行う。自社工場で得られたノウハウをフィードバックしてサービスをさらに向上する考え。
効果はすでに得られているという。取得データをもとに設備の運転時間を見直して待機電力を抑えたほか、各コンプレッサーの電力使用量とエアー流量を比較して劣化したコンプレッサーを特定した。
(日本物流新聞2025年8月25日号掲載)