使い方は無限大に
普通のドライバーと同じサイズながら、電動による早回しと手動による本締めを両立できる「ハイブリッド電動ドライバー」。充電手回しドライバーと呼ばれるジャンルの工具で、その高い作業性からモノづくりの現場や自動車整備、DIYなど幅広いユーザーの支持を得ている。TONEの担当者も「プレゼント用を含め3本買いました」と話す便利な1本だ。
充電手回しドライバーは様々なメーカーが市場に提供しているが、TONEの担当者は「豊富な先端もすべてTONEで揃えることができるのがポイント」と語る。例えば様々なビットを付け替えられるほか、ビットソケットを接続すればボルトの早回しも可能に。別売りのアダプタを噛ませれば、ビットラチェットと27種のビットをコンパクトにまとめた「ビットラチェットセット」内の、トルクス、プラス・マイナスなど各種ショートビットも接続が可能だ。
さらには同社オリジナル形状の「クイックフィットソケット」も接続できる。12角ソケットの山を1つ飛ばしでそぎ落としたような形状が特徴で、ソケットをラフにナットへ差し込むだけで嵌合できる抜群のアクセス性が持ち味。元は作業スピードが求められる鉄骨建築の分野のために開発されたもので、今ではコンマ数秒を争うモーターレースのピット作業でも活躍している。こうした先端もつなげられるのは確かに同社ならではだ。
「TONEの先端ラインナップをもってすれば、用途はまさに無限大」と担当者。「工具本体だけでなく、先端も含めてトータルでプロデュースできるのがウチの強みです」と力を込めた。
(2022年12月10日号掲載)