リコー、42インチ電子ペーパー
- 投稿日時
- 2021/07/30 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:18
製造業の図面確認にも
リコーは、IP65対応の42インチ電子ペーパーデバイス「RICOH eWhiteboard 4200」を開発した。屋外現場などのDXを後押しするソリューションとして、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせた製品として、7月27日に発売する。
建設現場や製造業の図面確認のほか、交通インフラなどの迅速性・正確性が求められるケースを想定して製品化した。これまで紙では難しかった多拠点間での情報のリアルタイム共有、デジタルデータの保存を可能にした。「今後、ニーズに応じて、より便利にお使いいただけるような業種・業務に適した機能拡張を行う予定」としている。
デバイスは、42インチと大型ながら、薄さ14.5ミリ、重量5.9キログラムと持ち運びやすくした。「世界最薄・最軽量を達成した」という。自発光しない電子ペーパーのため反射せず、太陽光の下でも図面などの細かい文字や線も紙のように鮮明に表示する。
表示の拡大縮小、手書き入力文字のテキスト変換、カスタム辞書など、電子ペーパーのユーザビリティを高めるソフトウェアを搭載。オプションとして、クラウドサービス(月額税別1万円)を利用することで、定型フォームのテンプレート化、ストレージ連携、遠隔共有、PCやスマートフォンからの連携など、社内外と連携して使用できる。
(2021年7月25日号掲載)