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キャステム、ベトナム拠点にて地鎮祭

地鎮祭の模様

1900万?j投資で供給力向上へ

 キャステムは626日、ベトナム北部クアンニン省のアマタシティ・ハロン工業団地に新設する工場建設予定地において地鎮祭を行った。
 同工場では主力のロストワックス精密鋳造や金型加工部品を手掛ける計画で、2025年以降の本格稼働を見込む。国内外における半導体製造装置や精密機器向けなどの需要拡大に対応するためで、新工場の建設で納期短縮を目指す。
 同社は20235月に現地法人「キャステムベトナム」を立ち上げ、精密鋳造部品の製造・販売に関するプロジェクトの投資登録証明書を受領。その後、ハロン工業団地に2万平方?bの土地を取得していた。
 新工場の投資額は約1900万ドルで、2段階に分けて建設する。第1段階では2階建て、延べ床面積が約6500平米の建屋を建設。第2段階ではさらに規模を拡大し、年間640万個の生産体制を目指す。
 同社は1948年に広島県で創業。現在はロストワックス精密鋳造部品、セラミック射出焼結部品、金属射出焼結部品などを手掛ける。海外生産は1995年のフィリピン進出を皮切りにタイ、コロンビア、アメリカで海外事業を展開。ベトナムは5カ国目となり、海外製造拠点は7カ所目となる。

2024810日号掲載)