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ブルーイノベーション、屋内点検・測量をドローンで

投稿日時
2024/05/08 18:00
更新日時
2024/05/08 18:00

 ドローンを遠隔制御・統合管理するためのプラットフォーマーであるブルーイノベーション(東京都文京区)は49日、ドローンに搭載して屋内で超音波厚さ測定ができる「UT検査ペイロード」を報道陣に披露した。屋内点検・測量ドローン「ELIOS 3」(スイスのFlyability社製)に着脱可能な機能で、プラント施設やインフラ施設、自動車や航空機の工場などでの利用を想定する。運用サービス(受託点検)を57日、販売サービスは7月に始める。
 インフラ施設などの点検・測定にはこれまで足場や特殊機材を要し、時間・コストがかかり作業者の危険も伴うことがあった。ブルーイノベーションの熊田貴之社長は「ドローンを用いれば遠隔で安全に、かつ効率的・低コストで超音波厚さ測定が可能になる」と胸を張る。さらに前方のプローブヘッドを用いた触診機能も加わり、「ドローンで『測る』×『診る』ができるのは国内で例がない」と言う。
 測量は精度±6?_(標準偏差)、照射距離最大100?bの性能をもち、点群データを短時間で取得する。一例として同社は「340?bのトンネルで人が固定点から6~7回の測量に約2時間が必要なのに対し、ドローンなら18分の作業で完了する」としている。
 価格は公表していない。ELIOS 3単体での標準価格は約1千万円。

2024425日号掲載)