三和シヤッター工業、空間価値向上に役立つ間仕切商品
- 投稿日時
- 2026/03/20 09:00
- 更新日時
- 2026/03/20 09:00
倉庫や工場で使われるシャッター。その役割は単なる開閉にとどまらない。国内トップメーカー・三和シヤッター工業は、断熱や浸水対策、快適な空間づくりまで幅広く対応する商品を展開する。現場の課題解決に挑み、「安全・安心・快適」を支える同社のソリューション力を深掘りする全3回の連載である。〈第三回〉
鋼製シャッターやガレージドアで国内トップシェアを誇る三和シヤッター工業は、オフィスや工場、倉庫などで使用されるスチールドアやステンレスフロント、病院で活用が進む軽量引き戸、オフィスのパーティションなど、ドア・間仕切分野でも高いシェアを持つ。
人手不足や人材定着といった課題を抱える工場や倉庫では、コロナ禍に進んだ新しい働き方への対応や、女性や高齢者、外国人労働者を含む多様な人材が働きやすい職場づくりが急務となっている。こうした流れを受け、同社ではシャッターだけでなく、ドアや間仕切など様々な商品を複合的に組み合わせた「空間全体」の提案を強化している。
中でも職場環境を見直すきっかけとして引き合いが増えているのが、トイレ関連の改修案件だ。従来、男性中心で運営してきた工場や倉庫では男女兼用や和式のトイレが残っているなど、女性や高齢者、外国人労働者には使いにくいケースも多く、男女別や洋式トイレ、暖房便座に変更したいというニーズが増えている。
加えて、トイレは従業員にとって短時間だが仕事から切り離され一人になれる場所であり、気分転換やほっと一息つけるセルフケアの重要な拠点である。従業員満足度を高めるためにもトイレから環境整備を図る企業は多く、従業員数に応じた個室数の確保など快適性・プライバシーに配慮した空間設計を求める声が高まっている。
■複合提案で空間価値向上
同社ではオフィスや学校などで多く採用される一般的な開き戸タイプのトイレブースに加え、より多様な人材活躍の促進に寄与するバリアフリー対応トイレブース「Rブース TR40(バリアフリー仕様)」も用意する。半円状のスライドドアを採用しているため、開き戸タイプとは違いドアの可動域をデッドスペースにせず、扉を閉めると弧を描いた扉の分だけスペースを確保できる。既存のスペースのまま車いす利用者でも利用しやすい900ミリの大開口と旋回スペースが得られるのが特長だ。
トイレ以外にも、作業現場と事務所スペースを仕切るスチールパーティションなど間仕切商品を適切に活用することで、空間の効率化や環境改善につながるポイントは多い。三和シヤッター工業は幅広い商品群を活かした複合提案で、工場や倉庫の現場課題にワンストップで対応する「高機能開口部のグローバルリーダー」として、現場の空間価値向上に寄与していく考えだ。
(日本物流新聞2026年3月10日号掲載)