川崎重工、多用途の無人車両開発
- 投稿日時
- 2022/04/20 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:17
工場内物流を実証
川崎重工業は3月、工場内物流の無人化を目的として開発した多用途UGV(Unmanned Ground Vehicle、無人地上車両)による無人物資輸送の実証実験に成功した。同社明石工場のモーターサイクル製造ラインにおいて、多用途UGVに1回あたり15台のエンジンを積載し、エンジン工場から300?bほど離れたモーターサイクル組立工場まで自律走行による搬送を行った。
カワサキモータース製のオフロード四輪車両「MULE」をベースにしたこのUGVは、レール等を必要としない無軌道走行のため、工場に導入する場合は追加設備が不要。製造状況に応じた行先の変更や製造ラインの変更にも柔軟に対応できる。また、本実験ではモーターやキャリアを搭載したが、用途に応じた車体のカスタマイズも可能。
(2022年4月10日号掲載)