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シマダマシンツール、JIMTOF2026でφ700対応の立形ターニングセンタ

投稿日時
2026/09/28 10:35
更新日時
2026/09/28 10:37

ワーク着脱時間ゼロ、音声対話ロボットも披露

シマダマシンツールは10月26日開幕の「JIMTOF2026」で、最大φ700の大型ワークに対応する2主軸立形ターニングセンタ「VT2-700」を出展し、同日発売する。旋削とミーリング機能を1台に集約。テーブル上に加工用と着脱用の2本の主軸を配置し、旋回によって加工室の内外を行き来する独自構造を採用した。片側の加工中にもう一方で脱着できるため、主軸入れ替えの約5秒を除き常に加工が可能だ。大型ワーク加工の生産性を大幅に高める。

同社の従来機は対応径が最大φ350だったが、新機種ではφ700に倍増させた。大型ワークはクレーンや大型ロボットでワークを着脱するため、通常の立旋盤では段取りによる非加工時間が数分におよぶ課題がある。島田雅宏社長は「φ600クラスを扱う海外顧客から生産性向上の要望が寄せられていた」と明かす。対象サイズの拡大により、トラックのブレーキディスクや建機部品などの需要を新たに取り込む。

ミーリング主軸は毎分最高6000回転。タレット式のほか、工具を40本収納可能なATC仕様を用意した。2つのチャックでワークの裏表を連続加工できるほか、マシニング工程も集約できるため省スペース化に貢献する。本体サイズは幅3490×奥行3300×高さ3150㍉で、ワーク交換用の手動クレーンやロボットも搭載可能。島田社長は「大型立旋盤に外段取りと工程集約の概念を持ち込んだ機械は類を見ない。インパクトのある展示になると確信している」と自信を見せる。

このほか、同社はJIMTOFで「フィジカルAI」を取り入れたロボットシステムも展示予定だ。4主軸旋盤の前後にストッカーや検査装置を配し、走行軸を持つ多関節ロボットでワーク搬入出を自動化する。ロボットは一般的な教示を必要とせず、音声による操作指示を行えるのが特徴だ。



(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)