高い汎用性と加工安定性
サンドビック・コロマントは3月1日に低抵抗直角肩削りカッタ「Coromill MS60」を発売した。肩削りフライスからランピングによる穴あけのポケット加工までカバーする高い汎用性と、低抵抗加工による加工安定性の高さが特長。カッタ径φ50~100の8種、チップは汎用型と刃先強化型の2種類のチップブレーカで各被削材用の材種9種を取り揃えている。
カッタボディに高剛性のチップシートを採用。鋳肌や鍛造肌など切削抵抗が安定しない場面でも高い信頼性を発揮する。内部クーラントホールもありタグタイル鋳鉄等の切りくず排出にも効果的。チップはダイレクトプレス両面6コーナ仕様でコーナ単価を低減。両面使いのネガティブチップだが逃げ面に逃げ角を設けたことでランピング加工時も切削抵抗が少なく安全に加工できる。
鋼や鋳鉄の荒~中仕上げで最もパフォーマンスを発揮するほか、ステンレスや耐熱合金の加工にも対応する。
(2024年3月25日号掲載)