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三和シヤッター工業、暮らし支える防水シャッター

投稿日時
2026/02/19 09:00
更新日時
2026/02/19 09:00
防水シャッター(左)とSタイトドア(右)の併設例

倉庫や工場で使われるシャッター。その役割は単なる開閉にとどまらない。国内トップメーカー・三和シヤッター工業は、断熱や浸水対策、快適な空間づくりまで幅広く対応する商品を展開する。現場の課題解決に挑み、「安全・安心・快適」を支える同社のソリューション力を深掘りする全3回の連載である。〈第二回〉

昨年9月、記録的豪雨の影響で三重県四日市市の地下駐車場が冠水したことは記憶に新しい。300台近い車両が水没するなど大きな被害をもたらした。

激甚・頻発化する洪水被害に対し、東日本大震災を契機に防水商品の開発を強化してきた三和シヤッター工業は、高い防水性能を持つ「ウォーターガード」シリーズを展開する。防水シャッターだけでなく防水ドアや脱着式、シート式の防水板など様々なラインナップを揃え、現場に即した設計と使い勝手の良さが評価されている。

中でも地下鉄やビルの出入口、河川沿いの工場や倉庫などで採用が進むのが、浸水高さ3メートルまで対応する防水シャッター。業界初の防水機能が付いた電動パネルシャッターで、独自のアルミ押出形材パネルとシール構造、補強中柱の組み合わせにより高い水密性を確保。最大漏水量は0.98/h・㎡)と一般的な防水商品と比べ20分の1程度に抑える。防火・防煙性能を有したタイプも用意し、通常時は管理用シャッターとして活用したいニーズにも応える。

■パッシブ型の防水扉

こうした商品を設置しても防水性の確保には3~5分ほど時間がかかる。近年増加する集中豪雨や線状降水帯には対応しきれない場合がある。Sタイトドアは日頃行っている扉の開閉動作のまま、自然と防水性を確保できる優れもの。扉が閉まっている状態で外側から水圧がかかると扉が緩衝材に密着して防水性を発揮するパッシブ型で、管理者や居住者の運用負担を増やすことなく防水性を確保できる。2019年の台風19号以降、マンションや工場などの機械室で採用が増えている。片開きで浸水高さ1㍍、仕様により23㍍対応の商品を用意する。

性能の高い商品を導入しても維持管理体制が十分でなければ、いざというときに優れた防水効果を得ることはできない。四日市市の事案を通じて、日常点検の重要性が改めて認識された。

三和シヤッター工業は、防水シャッターの故障が重大な人身事故につながる恐れがあるとの認識から、専門技術者による定期点検や消耗部品の定期交換などを行うメンテナンスサービスの契約を促している。他にも、万が一のトラブルに対し万全の体制が取れるように24時間365日の「フルタイムサービス」なども用意し、商品開発からアフターメンテまでワンストップで提供できる体制で、暮らしの「いつも」と「もしも」を支えている。



(日本物流新聞2026210日号掲載)