ダイフク、寺井副社長が次期社長に昇格
- 投稿日時
- 2025/11/27 09:00
- 更新日時
- 2025/11/28 11:29
ダイフクは11月11日、来年1月1日付で寺井友章代表取締役副社長(COO)が代表取締役社長(CEO兼COO)に就任する人事を発表した。2018年からトップを務めた下代博代表取締役社長(CEO)は代表取締役会長に就く。下代氏は同日行われた決算説明会の場で「長期ビジョン2030と中期計画が順調に進捗している中、今が体制刷新の最適なタイミングと判断した」と述べ、寺井氏について「リーダーシップとその優れた人格、見識、経験も踏まえ、当社を新たなステージに導いていける後を安心して託せる人物だと確信している」と語った。
新社長となる寺井氏は「収益性にこだわる経営を継続しつつ、攻めの経営としてトップラインの拡大に挑む」と抱負を述べた。特にAIやロボティクスの進化を踏まえ「新しい物流システムをいち早く構築するため、投資やM&Aを活発化する」と方針を示した。また、技術革新の速度が速い半導体業界での経験を踏まえ、「スピード感のある判断力と柔軟な意思決定で対応していく」と語った。
同社は同日2025年12月期の業績予想を発表し、営業利益を従来予想より105億円上方修正した975億円とした。生産の効率化やプロジェクト管理の徹底などにより、今期2度目の上方修正となった。売上高も横ばいながら6500億円規模を確保予定とし、着実な収益成長が続いている。
(日本物流新聞2025年11月25日号掲載)