ステルテック、材料の誤投入を防止
- 投稿日時
- 2021/11/15 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:20
QRと電子ロック活用
ステルテックは、QRコードと電子ロックで材料の誤投入を防ぐシステムを開発した。バーコードリーダーで読み取るだけで作業者認証から材料照合、解錠まで完了する操作性も特長。材料タンクにボルト締めできる電子鍵取付けキット(特許出願中)を用意した。
樹脂成型や食品製造に代表される材料投入の頻度が多い業種向けに提案する。グループ会社である国盛化学とスター精機のソフトウェア開発などを手がけてきたステルテックにとって、標準品として販売する初めての製品。9月下旬に開かれた「名古屋プラスチック工業展2021」で実機を初披露した。
システム本体、電子鍵、タッチパネル、バーコードリーダー、SDカードなどで構成しており、既存の設備に後付けできる。作業者と作業指示書の情報を紐付けすることで、投入が必要なタンクしか開かない仕組みになっている。操作内容、作業者、アクセス時間などは、システム本体に記録。日付を指定してUSBメモリーへ出力できる。
タンクの設定やログの取得は、タッチパネルの管理者用メニューから操作する。解錠時間を過ぎたり、照合エラーが発生したりすると、画面と音で警告する機能も搭載した。「作業に慣れていないスタッフ、言葉で説明しにくい外国人スタッフでも、安心して使えるシステムとして提案する」(商品開発課)としている。
(2021年11月10日号掲載)