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三菱電機、PLC新製品でAI活用をアピール

投稿日時
2026/01/08 09:00
更新日時
2026/01/08 09:00
最新PLCを活用したデモが行われた

三菱電機は、11月下旬に東京ビッグサイトで開催された「IIFES(アイアイフェス)2025」において、製造業のDXと持続可能な社会の実現を見据えた最先端のFAソリューションを大規模に展示した。

同社ブースの中核をなしたのは、PLCの新製品「MELSEC MXコントローラ」の実機デモンストレーションと、統合デジタルプラットフォーム「Serendie(セレンディ)」の連携だった。「セレンディ」は、デバイスからシステム、サービスまでをクラウド上でシームレスに繋ぎ、現場データの収集・分析から新たな知見の創出、さらにはそれを具体的なアクションに結びつけるまでのサイクルを加速させる役割を担う。

展示では、新PLCを搭載した高度なGPUユニット組み立てラインを想定したデモを実施。高速かつ複雑な制御を可能にする新ハードウェアと、クラウド連携によるリアルタイムな生産状況の可視化・最適化を通じて、「つながる工場」の未来像を具体的に示した。

注目を集めた技術の一つが「ラダー生成AI」だ。熟練技術者のノウハウが凝縮されたラダープログラム(PLCの制御言語)の作成プロセスにAIを導入することで、設計・立ち上げ工数を大幅に削減。技術継承という製造業が抱える深刻な課題に対し、現実的な解決策を提示した。

また、現場作業員の負担軽減を目指す「FAデジタルソリューション」も紹介。予兆保全やトラブルシューティングを効率化するツール群は、生産性向上に直結するとして多くの来場者の関心を集めた。

技術的なハイライトとして、三菱電機独自のXR(拡張現実)プラットフォーム技術を応用した「裸眼3D映像」のライブデモンストレーションも実施された。特殊なゴーグルを必要とせず、立体的な製品モデルや稼働状況のデータを視認できるこの技術は、設計レビューや遠隔メンテナンス、トレーニングの効率化に革命をもたらす可能性を示唆した。



(日本物流新聞20251225日号掲載)