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イグス、廃プラ製自転車を生産キックオフ

2年で1万台生産へ

 イグス(本社・独ケルン)は、廃プラスチック材を使ったサステナブルな自転車「igus:bike(イグスバイク)」の初号機100台の生産を開始した。92%がプラスチック製で、50%がシャンプーボトルや漁網などの廃棄物を利用したリサイクル素材。すでに1200人分の予約注文があり、イグスバイクの生産能力を2年で1万台に引き上げるためケルンに生産工場も建設している。
 イグスバイクはオランダのMTRL社と共に開発。樹脂製のため屋外で使うことによる腐食や汚れに強く、長持ちするとともに潤滑剤によるメンテナンスが不要だ。今後はリサイクル素材の使用率を75%に、長期的には100%まで高めることも狙う。なお、イグスバイクの日本での発売時期は未定だが、6月の「M-Tech東京」で展示する予定。

2024425日号掲載)