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スギノマシン、AM付きマシニングセンタ開発に着手

本体のイメージ

 スギノマシンは911日、金属積層造形(AM)機能を搭載したマシニングセンタ(MC)の開発に着手したと発表した。大陽日酸が開発した溶接トーチ「3DPro Roto TIG」を搭載することで金属AMと切削加工が1台で行える装置。2025年度の販売を目指す。
 3DPro Roto TIGはアークプラズマを用いて金属ワイヤーを溶融・凝固させて積層造形を行うワイヤーアークDED方式を採用しており、造形速度と原材料コストに強みがある。また、TIG溶接の技術を応用しているためスパッタの発生が少なく、高品質な造形が可能。中心軸に溶加材となるワイヤを送給し、ワイヤの周りを電極が回転する構造となっているため全方向への積層パスに対応可能。電極やワイヤの供給方向が制限されるTIGトーチが抱える課題を解消し、自由度の高い造形が実現できるようになる。

スギノマシン02.jpg

大陽日酸が開発した溶接トーチ

 

2024925日号掲載)