白色光センサー使い非接触で
マーポスは透明な円筒材の内径や厚みを非接触で同時に測定できる内外径厚み測定ベンチ「STILクロマティックコンフォーカルセンサー」(=写真)を開発した。4月21日までの3日間、東京ビッグサイトで開かれた医療機器の製造・設計展「Medtec Japan」に出展して披露した。
レーザー式では透明材の厚みを計るのは難しく、白色光のセンサーを採用した。白色光のセンサー自体は珍しくないが、これを円筒材の測定機に応用した例は「おそらく世の中にない」(営業開発部の北本行秀バイオメディカルインダストリアルマネージャ)と言う。容器やシリンジメーカーなど向けに受注生産で販売する。出品したのは手動式で価格は数百万円。素材に合わせたセンサーを35種以上用意し、自動機仕様にすることもできるという。
マーポスは医療機器分野では後発で、同展にはこの5年ほど毎年出展している。
(2023年5月15日号掲載)