イグス、3Dプリンタフィラメントに食品用
- 投稿日時
- 2021/08/18 09:00
- 更新日時
- 2024/08/19 13:19
潤滑剤不要、青色で混入防止
イグス(日本法人:東京都墨田区)は7月21日、食品業界向けに青色の3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I151」を開発したと発表した。2017年から販売している3Dプリンタ用フィラメント「イグリデュール I150」と同等の安定性や靭性を備え、社内の磨耗試験ではABSやナイロンなど標準的なプラスチックの50倍の耐用年数を記録。目視で発見しやすい青色パーツを使用したことで製造工程での混入を防止できる。
イグリデュール I151には固体潤滑剤が含まれており、追加の潤滑剤は不要。ノズル温度を250℃に設定できる3Dプリンタで使用でき、食品のほか、包装業界や化粧品業界に向くという。同社のオンラインショップで購入できるほか、3Dプリントサービスからカスタム部品の製造依頼にも応える。
(2021年8月10日号掲載)