溶接電極手がける新光機器、リュー精器と資本提携
- 投稿日時
- 2025/03/11 09:00
- 更新日時
- 2025/03/11 09:00

東北・関東の需要開拓へ
抵抗溶接をメインに各種溶接用電極とその周辺機器を手がける新光機器(名古屋市、蕗澤武夫代表)は、1月にリュー精器(山形県東置賜郡高畠町)と資本提携契約を結んだ。新光機器は関東・東北地区での生産拠点拡大を検討していたが、リュー精器は新光機器がこれまで外注していた鉄物や角物の生産・加工を得意としており、両社の事業形態の親和性が高い。 提携によりリュー精器は新光機器のグループとなり、東北地方や関東地方における自動車産業の受注を強化し、事業拡大を目指す。
新光機器は溶接用電極を製造する企業として、愛知、岐阜、大分の3県に6工場を展開し、銅製品や丸物部品の加工を得意とする。同社はリュー精器の生産拠点を活用し、鉄物や角物商品の自社生産の対応を強化することで、業界におけるシェア拡大を狙う。グループ売上高を2025年3月期に3億円、さらに5年以内には50億円とする計画だ。
(2025年3月10日掲載)