実機展示を大幅強化
工作機械事業の営業体制の強化を目的に、国内拠点の機能強化を進めているブラザー工業は12月15日、群馬県高崎市に「ブラザーテクノロジーセンター北関東」を新たに開設した。従来、太田市に置いていた同センターを移転・拡張したもので、実機展示の拡充を通じて顧客への提案力を高める狙いだ。
新拠点の展示面積は268平方㍍。太田市時代の73平方㍍から大幅に拡張し、10台以上の工作機械を常設展示できるスペースを確保した。実際に稼働する機械を用いたデモンストレーションや加工提案を行うことで、ユーザーの導入検討や技術理解を後押しする。
開所式当日は、商社や地場の販売店関係者を中心に約100人が参加。最新機種の展示や施設見学が行われ、北関東エリアにおける工作機械事業強化への期待が示された。
同社・星真専務は「当社の工作機械の様々な選択肢を北関東の皆様に提案できる拠点。地元の販売店様と連携、活用して頂ける場にしていきたい」と語った。
ブラザー工業は今後も、全国各地での展示・体験機会の充実を図りながら、工作機械事業の基盤強化と販売拡大を進めていく考えだ。
(日本物流新聞2025年12月25日号掲載)