ブラザー工業はこのほど、名古屋市港区で建設を進めていた新倉庫「港第1倉庫」が完成し、稼働を開始したと発表した。製品や部品の保管需要増が見込まれることから、同社の港工場隣接地に新設。延床面積は1万1861平方mの2階建て、総建設費は約20億円という。
新倉庫にはトラックの荷台高さに合わせたプラットフォームを配備。荷物の積み下ろしをスムーズにすることで、作業の効率化を図る。名古屋港のコンテナヤードや名古屋高速の出入り口にも近く、物流効率の向上や物流費とCO2排出の削減にもつながるとしている。BCP対策として、床面を津波の想定高さよりも80センチ?b高く設定した。
(2022年2月10日号掲載)