長谷川工業は4月13日、新型電動キックボードの発表会を大阪市内で行った。
お披露目された「KS5 PRO」は日本国内での公道走行を念頭に置き、長谷川工業と中国・YADEA(ヤディア)社が共同開発したもの。YADEAは2001年創業の電動モビリティメーカー。電動バイク・電動自転車、電動キックボードなどの開発・製造を行っており、世界80 か国以上に電動モビリティを販売。4年連続(2017~2020年)販売台数世界一を達成している。
共同開発に当たり特にこだわったのは「安全面」。昨今、多数の電動モビリティメーカーが林立しているが、「日本特有の交通ルール・交通事情に即した製品開発に前向きに対応してくれたのがYADEAだった。『KS5 PRO』は当社が千葉・大阪において実施中の電動キックボード実証実験で得た知見をフィードバックしたモデル。ユーザーが安心してお使いいただける車体にした」(同社)。
道路運送車両法に適合した保安部品の装着はもちろん、フロントフォークには正立サスペンションを搭載。路肩などギャップの多い場所も安全に走行できる。またフロントにはドラム式、リアには雨天でも制動性能を発揮できるディスクブレーキと電動ブレーキを標準装備している。
バッテリーは7.5時間の充電でおよそ60?`の走行が可能。走行モードは6?`、15?`、35?`の3モードに設定でき、最高速度は35?`。最大荷重110?`グラム、車体重量は21.2?`グラムでフロント部分は折りたたみできるためクルマや集合住宅などへの持ち運びも簡単に行える。
販売予定価格は18万2600円。すでにクラウドファンディングサービスの「Makuake」で先行販売を開始しており、いまなら最大40%オフでの購入も可能だ。
(2022年4月25日号掲載)