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注目! - 計測の信頼性を支えるトレーサビリティ
月?地球間の距離を毛髪の太さレベルで測定可能!
ノギス・マイクロメータに代表される測定機器は得られる結果の数値に対する信頼性が最も重要です。精度が重要と思われるかもしれませんが、精度とは信頼性が確保できる限界範囲を表しているのです。
では、その測定機器の信頼性とは何処からやって来るのかと言うと、頂点は「国家標準(特定標準器)」になります。「長さ」の場合は(独)産業技術総合研究所にある「協定世界時に同期した光周波数コム装置」という装置が日本の国家標準です。
株式会社ミツトヨでは(独)産業技術総合研究所と共同開発した光周波数コム装置を保有しています。その光周波数コム装置ですが最高測定能力は1.1×10-13m(0.00000000011mm=0.11pm(ピコメートル))で、地球から月までの距離(約38万km)を髪の毛の太さくらいの精度で測定する能力があります。ミツトヨでは光周波数コム装置を最上位のマスター基準器とし、製造している全ての測定機器の精度保証を行うトレーサビリティ体系を構築しております。