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注目! - へら絞り一筋57年、伝統の技は次世代へ
培った「感覚と勘」で無理難題を突破
スピニング加工とも呼ばれる「へら絞り」。金属の板と金型を回転させながらへらを金属の板に押し当て、少しずつ金型に添った形へと成形していく伝統技法です。
東大阪市にあるワショウ金属工芸は、そんなへら絞り一筋57年目の会社。二代目である土屋良真さんと三代目となる土屋善士さんの二人三脚で、他社が匙を投げる厳しい精度要求に幾度となく応えてきました。機械加工でなくあえて職人の腕が物を言う手絞りにこだわるのは、培った「感覚と勘」が揺るぎないものであるから。傍目には違いのわからない加工時の「音」を聞き分け、いわばへら絞り加工の駆け込み寺として、無理難題に挑み続けています。
動画では、実際のへら絞りの様子を紹介するほか、土屋良真さんへインタビュー形式で質問を投げかけます。感覚と勘が出来を左右する手絞りの奥深さ、その一端に触れてみてください。